

キャバクラの「店外」ってどういう意味?
キャバクラの「店外(てんがい)」とは、客とキャバ嬢がお店の外で会うことです。
お店の外での営業行為なので、直接的な収入には繋がりませんが、長い目で見るとキャバ嬢にとってメリットもあります。
この記事では、そんな「店外」のメリット・デメリットについて紹介していきます。
どうして客側が店外に誘ってくるのか?という理由や、
上手な断り方なども解説していくので、ぜひ今後の参考に役立ててくださいね。
-店外デートと同伴の違い
-店外デートとアフターの違い
客側が「店外」に誘う理由
キャバクラ嬢が「店外デート」する3つのメリット
-①指名客との強い関係性を築ける
-②次回の来店に繋がる
-③欲しいものを買ってもらえる
キャバクラ嬢が「店外デート」する5つのデメリット
-①直接的な収入にはならない
-②店外で起こった出来事はすべて自己責任
-③客を勘違いさせる可能性
-④店外に満足して来店しなくなることも
-⑤店側で禁止されていたり、ペナルティが課される
店外デートの上手な断り方
-学業・仕事で忙しい
-もう少し仲良くなったら
-お店で禁止されている
-同伴やアフターに促す
-他のお客様に失礼だからと断る
店外デートに行く際の注意点
<まとめ>
キャバクラ用語の「店外」ってなに?
店外(てんがい)とは、「客とキャバ嬢がお店の外で会うこと」です。
通常キャバクラは、30分〜1時間の滞在時間に対して「セット料金」が発生します。
客側は、セット料金の他に「指名料金」や「ドリンク代」などを支払い、指定された時間内までキャバ嬢との時間を楽しみます。
しかし「店外」であれば、これらの料金は一切発生することなく、時間の制限もありません。
勤務時間外や休日にお客さんとプライベートで個人的に会うことを指し、
お店のルールに従うことなく、お互いに「完全プライベート時間」を共有することができます。
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店外デートと同伴の違い
同伴とは、出勤前にお客さんと店外で食事や買い物などをして一緒に過ごすことです。同伴はお客さんがお店に「同伴料金」を払って行うお店のサービスの一種なので、店外デートとは全く別物です。
同伴をするとキャバ嬢に「同伴バック」が入り、さらに後でお店で本指名してもらえることが約束されますが、店外デートではこういったバックは一切入りません。
店外デートとアフターの違い
アフターとは、お店で指名してくれたお客さんと、営業時間終了後に一緒に食事などに行くことです。アフターは同伴と違ってバックが入らないので、広い意味で店外デートの一種ともいえますが、
アフターはあくまでお店でしっかりお金を使ってくれたお客さんに対するお礼として行くものであって、純粋なデートとは全く違います。

客側が「店外」に誘う理由
客側にとって、お店に支払う料金はデメリットでしかありません。
自ら進んで「セット料金を支払いたい!」と希望する人はいないでしょう。
誰だってお金がかからないで済むのなら、そっちの方がいいはずです。
客側の立場になって考えると、店外をしたがるのは当然ですよね。
それ以外にも「女の子のプライベートを独占したい」「優越感に浸りたい」「お持ち帰りできないかチャンスを伺っている」などの理由で店外に誘うケースが多いようです。
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キャバクラ嬢が「店外デート」する3つのメリット

客側ばかりが得するように感じる「店外」ですが、実はキャバ嬢にとっても3つのメリットがあります。
- 指名客との強い関係性を築ける
- 次回の来店に繋がる
- 欲しいものを買ってもらえる
それでは、1つずつ解説していきます!
①指名客との強い関係性を築ける
適度な店外デートは、指名客との強い関係性へと繋がります。強い関係性を築いていけば、他店に浮気される心配が減りますよね。
つまり自分だけにお金を使ってくれやすい状況だともいえます。
これはキャバ嬢にとって、大きなメリットではないでしょうか。
特に、自分を指名して長く通い続けている「常連客」や、多額のお金を使ってくれる「太客」は、キャバ嬢にとって貴重な生命線であり、逃したくない存在はずです。
そのため日頃の感謝の気持ちを表現するためだったり、信頼感を与えるために、自らすすんで店外デートを提案するキャバ嬢もいます。
②次回の来店に繋がる
店外デートをすることによって、客側の満足度は格段に上がるので、次回の来店に繋がる可能性は高いです。
ノルマに追われていたり、来店客数を増やしたいキャバ嬢にとっては、大きなメリットだといえるでしょう。
次回の来店に繋げるためには「この子は俺が支えなくちゃ」とか「頑張っているから応援したい」と思ってもらうことが重要です。
店外デート中は、ゆっくりと会話する時間も設けて「今後のキャバ嬢としての展望」などを話してみるとよいでしょう。
③欲しいものを買ってもらえる
「何か欲しいものある?買ってあげるよ」という口実で、店外デートに誘ってくる客もいます。
おねだりすればなんでも買ってくれる状況は、キャバ嬢にとってメリットだといえるでしょう。
このような発言をしてくる客は「見栄っ張り」や「甘えられるのが好き」といったタイプが多いので、女の子に好きなものを買い与えて承認欲求を満たしているのかもしれません。
ですので、素直に可愛くおねだりしてみましょう。
ただし、買ってもらった品物が高額であればあるほど見返りを求められる可能性も十分に考えられます。
あまりにも負担額の大きすぎるものを買ってもらうのは、リスクが高いのでやめておきましょう。
キャバクラ嬢が「店外デート」する5つのデメリット

先ほどまでメリットについて紹介してきた「店外」ですが、デメリットがあるのも事実です。
- 直接的な収入にはならない
- 店外で起こった出来事はすべて自己責任
- 客を勘違いさせる可能性がある
- 店外に満足して来店しなくなることも
- 店側で禁止されていたり、ペナルティが課される
それでは、これらが具体的にどういった理由なのか1つずつ解説していきますね。
①直接的な収入にはならない
普段時給で働いているキャバ嬢ですが、店外デートした時間は当然ながら給料に反映されません。
プライベートである貴重な時間を割いたとしても、必ずしも次回の来店になるとは限らないのです。
期待しすぎると損した気分になってしまうので、最初から「次回の来店に繋げられたらラッキー」くらいに思っておきましょう。
②店外で起こった出来事はすべて自己責任
お店の外で起こった出来事は、すべて「プライベート」として扱われるので、お店側は一切あなたを守ってくれません。
セクハラされても暴言を吐かれても、守ってくれるボーイさんがいないのはとても危険な状況だといえます。
大きな事件に巻き込まれたり、万が一のことが起こってから後悔しても遅いので、十分に警戒すべき行動だといえるでしょう。
③客を勘違いさせる可能性
店外デートをすることによって、「付き合っている」「俺のことが好きなんだ」と勘違いする客もいます。
このような客に1度勘違いされてしまうと非常に厄介で、誤解を解くのも大変です。
会話していて「話が噛み合わない」「どうやら解釈がおかしい」など違和感がある客とは、店外デートの約束をしないことが無難かもしれません。
どんな客に対してもですが、警戒心を持って接することを心がけましょう。
④店外に満足して来店しなくなることも
100%満足させてしまう店外デートは、二度と来店しなくなる可能性もあり、キャバ嬢にとってデメリットでしかありません。
そのため長時間行動を共にするのは避けたほうが無難ですし、朝から晩まで1日中出かけるなんてもってのほかです。
ダラダラと長居せず「もうちょっと一緒にいたかった」と思わせるような余韻を残すことが重要です。
事前に「〇〇時までなら一緒にいられる」と帰宅する目安時刻を伝えたり、短時間でスパッと帰ることを心がけましょう。
⑤店側で禁止されていたり、ペナルティが課される
多くのお店では「店外」はルール違反とされており、発覚すれば罰金や減給、最悪の場合はクビになることもあります。
お店の信用を損なうリスクも高いため、安易に行うのは非常に危険です。
店外デートの上手な断り方
「店外デートの重要性は理解できたけど、毎回応じていたら自分の時間がなくなってしまう……!」
と思った人も、ご安心ください♪
店外に誘われた際の「上手な断り方」や「交わし術」をお伝えします。
ここで紹介する内容は実践的に活用できるものばかりですので、ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。
学業・仕事で忙しい
- 「忙しい」という鉄板ワード。
そんなありがちな決まり文句でいいの?と思うかもしれませんが、1番説得力が高く、どんな客層にも効果絶大です。
ポイントは、嘘でもいいのでとにかく忙しい女性を演じきること。
学生であれば「課題に追われている」と言ってみたり、フリーターや社会人なら「資格取得の勉強に励んでいる」などと伝えるのもいいでしょう。
とにかく大切なのは、設定作りです。
日頃からキャバ嬢としての自己設定をノートにまとめておくと、方向性のブレがなくなって信憑性が増すのでおすすめですよ。
【例文】 - 専門学校に通っていて、仕事以外の時間は授業と勉強が忙しいんです。
- もう一つ仕事をかけ持ちしていて、店外デートする時間がなかなか作れないんです。
もう少し仲良くなったら
「もう少し仲良くなったらね」という交わし文句は、初回来店〜5回程度の間柄であれば通用する言葉です。「ピュア」「人見知り」など、純粋さを売りにしたキャバ嬢であれば、より効果的に使えるでしょう。
来店回数が10回以上を超えるのに、同じような言葉で断り続けていると「こんなに通っているのにどうしてなんだ!」と客側も不審がってあなたを信用しなくなります。
その場合は「お店で禁止されている」など、別の断り文句を活用するのを活用するとよいでしょう。
【例文】
- 私も店外デートしたいけど、まだあなたのことをよく知らないので、もう少しお店でお話して仲良くなってからにしたいな。
- いきなり店外デートだと緊張するから、まずは同伴からにしない?
お店で禁止されている
- 当然ながら、客側は店の就業規則やルールなどについて知りません。
キャバ嬢から「店外はお店で禁止されている」と説明されれば、疑うことなく「そういうものなんだ」と納得してもらえます。
過去に店外したことがある関係性だとしても「今まで大丈夫だったけど、急に禁止になった」「ルールが変わった」と言えば理解してくれるはず。
理由を説明しているのにも関わらず、強引に誘ってくる客であれば実際に店外デートした際も問題を引き起こす可能性が高いです。
トラブルを避けるためにも、このようなタイプの客の誘いは乗らないようにしましょう。
【例文】 - 私も店外デートしてみたいんだけど、お店のルールでしちゃいけないことになってるんです。
同伴やアフターに促す
「今度一緒にご飯に行くなら、ぜひ同伴でお願いします!」と、店内でのサービスに繋げる言い方が有効です。お客様も「特別に時間をもらえた」と感じつつ、お店に利益も出るため、双方にメリットがあります。
他のお客様に失礼だからと断る
「他のお客様も大事にしているから、店外はできないんです」と伝えれば、断りながらも誠実さをアピールできます。
お客様への気遣いを理由にすることで、角を立てずに断ることができます。
店外デートに行く際の注意点
店外デートはリスクも多いため、どうしても行く場合にはいくつかの注意点を意識しておくことが大切です。
-
安全面を最優先にする
個室や人通りの少ない場所は避け、なるべく人目のある安心できる場所を選びましょう。帰宅経路や時間帯にも注意が必要です。 -
金銭トラブルを避ける
費用負担については事前に明確にしておかないと「払ってもらえなかった」「思ったより高額だった」と揉める原因になります。 -
お店のルールを守る
多くのお店では店外を禁止または制限しているため、発覚すると罰金や処分の対象になります。店側のルールを確認せずに軽い気持ちで応じるのは危険です。 -
プライベート情報を不用意に教えない
住所や連絡先など、個人が特定されるような情報を伝えるのは避けましょう。ストーカー被害などにつながるリスクがあります。 -
無理をしない
本心では気が進まないのに誘いを受け入れてしまうと、精神的な負担が大きくなります。無理を感じる時点でしっかり断る勇気を持つことも大切です。
店外デートは一歩間違えればトラブルに直結します。
だからこそ、最低限のルールと自己防衛を意識して行動することが欠かせません。
まとめ
この記事では、キャバクラの「店外」についてお伝えしました。
店外にはメリットがある反面、デメリットや危険性の方が高く、あまりおすすめできるものではありません。
安易な気持ちで決めず、すべて自己責任になるリスクがあることをしっかりと理解しておきましょう!